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ロシア製

ロシア製のバイクはよく壊れる。指示器、メーター類は直すだけ無駄。路上を走る8割以上はメーター、指示器は機能せずエンジンキーも使えない。作る側がそういうものに意味を感じていず、だから取って付けたようなものになってる。

構造は極めてシンプル。まるで工作キットのようである。誰でもばらせて誰でも組める。性能や品質で日本製と比較する事など出来はしない。同じ土俵に立っていない。それはまるでマイクロチップとやじりを並べて技術力を比較するようなものだ。

しかしこんなバイクでも田舎に行くと日本製より人気が高い。まず値段が安い。部品も安い。修理をしても日本製と比べて「0」が一つ少ない。つぎに誰にでも直せる。専門的な技術も経験も必要ない。簡単な工具だけあれば良い。

悪条件に強い。もともと精度が低いので粗悪なガソリンを入れてもちゃんと走る。悪路に強い。速くはないがとにかく走る。沢山の荷物(豚 3頭 日本製は2頭)を積める。

以前山岳地方を5日ばかり旅行したとき同行したベトナム人に「こういう道だと日本製の四輪駆動は値打があるだろう」と言ったところ「あれはだめだ。やっぱり悪路はロシア製だ。日本製では本当の悪路は走れない。日本のは満載でベトナムの悪路を走るとサスが折れるがロシアのはちゃんと走る」と言う。

帰国したときに「四駆」に詳しい男にこの話をしたところ最初は「そんなことはないだろう」と言っていたがその後「ロシア製だと折れずに曲がるかもしれない」と言った。

こんな話も思い出した。「ベトナム戦争中アメリカ製の自動小銃はカタログデータは良いが
直ぐに回転不良を起こして肝心なときに弾が出ず多くの兵士が命を亡くしたがロシア製の自動小銃はどんな条件下でもとにかく引き金を引けば弾が出る」と。

こんな事を考えているとロシア製のものと言うのは単に技術力がないと言うよりももの作りにおける思想の違いと言うものを感じる。「ものを作る上で何がもっとも重要か」世の中にはマイクロチップよりもやじりを必要とする場合もある。

とは言っても私はやはりロシア製に囲まれて暮らすよりも日本製に囲まれて暮らしたい。

2000年9月17日




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