今年一年を振り返って、ハノイの市場(しじょう)を最も賑わしたものをあげろと言われて、誰もがあげるだろうと思うものは「Trung
Nguyen(チュングエン)」コーヒーと中国製バイクだ。
その中国製バイクの値段が、ここに来て暴落している。年初1,000ドルだったものが今では500ドルを割り込み約480ドル。3台まとめ買いすると一台当たり約415ドルまでになった。
初めて中国製のコピーバイクの事を知ったのは確か去年の暮れで、その頃は噂だけでハノイではまったく見かけなかった。その後、テト明け頃からぼちぼち目につきだし価格も1,000ドルだと言う事を知った。
ホンダドリームの約半額で、さすがに中国製は安いなと漠然と思っていた。それが7月頃には1,000万ドン(約700ドル)と聞き、無性に欲しくなり、相当買おうかどうしようかと迷っていた。
その時、人によっては900万ドン(約640ドル)と言う人もいたが、それはいくらなんでも安すぎるのでガセネタだろうと思っていた。結局、周りの人間全てに反対されたので一ヶ月余り悩んだ末、買うのをあきらめた。
そして次に、このバイクの噂を聞いたのは今月に入ってからで、授業中に先生が「最近、知り合いが、一年落ちのホンダドリームを下取りに出し中国製バイクを三台買ったが、一ドンも足す必要が無かった」と言う話しをしていた。
一年前のホンダドリームだと購入時点で1,990ドルなので一年乗れば1,800ドル以上値がつく訳がないし、その時点では、まだ中国製が700ドルだと思っていたので「おかしいな。計算が合わないな」などと思っていた。
その授業の数日後、店の女の子が食事のときに「今じゃあ中国製のバイクは700万ドン(約480ドル)で買えるらしよ」と言ったので、その時、初めて先生の話しの謎が解けた。
その後も、別の人間から(この人間は噂でなく、自分が直接その値で買ったと言っていた)最初に書いた値段の話しを聞き、この値が間違いない数字だと改めて知った。
それにしても、わずか10ヶ月余りで1,000ドルだったものが500ドルを切るまでに下がるとは、中国製の凄さ(色々な意味での)をまざまざと見せ付けられた気がする。ここまで来ると、どこまで下がるんだろう。
私は昔から安物買いが好きで、日本にいたときから中国製のバッタものを沢山買ってきたが、このバイクも300ドルを切る様な事になれば、今度こそ買おうと思っている。その時は、また結果報告をします。
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