本来なら、陽暦の大晦日は、ベトナム人にとっては何の特別な日でもなかったし、何事も無しに通り過ぎる普通の日のひとつでしかありませんでした。それが、この二年間は大きく違っています。
去年は新しい千年紀を迎える日として、そして今年は21世紀を迎える日として、政府が音頭を取り、午前0時をはさんで、ハノイ市内各所で盛大なイベントが行われました。
とは言っても、これはあくまでも大晦日の話しであってテト(正月)は旧暦のままです。だから、陽暦一月一日の朝は、この二年間も単なる一祭日の朝でしかありません。
私は毎年大晦日の夜は、ホテルの部屋を借りて「紅白歌合戦」を見る事にしているのですが、最初の二年は、見終わるとそのままテレビの続きを見て寝るだけだったんですが、この二年間は、「紅白」を見終わってから街に繰り出して行きます。
ベトナムは、日本と二時間後れの時差で、日本の午前0時は午後10時に当たります。街に繰り出すには、ちょうど良い時間です。そんな理由で去年はカウントダウンを二回しました。テレビの前でと、Giang
Voのイベント会場でもう一回。
今年は、店の女の子二人を連れてbo Ho(ホアンキエム湖畔)まで歩いて行きました。本来ならバイクで行くところですが、メチャクチャ混むのは分かっていたので散歩がてら歩く事にしました。
bo Hoのカフェでお茶を飲み、国立銀行前のメイン会場に着いたときには、午前0時一分前でした。0時丁度に、人々がびっしり詰まっている広場の真ん中から花火がどどーん、どどーんと打ち上がり、舞台の上ではずらっと並んだ大きな太鼓をいっせいに叩き始めました。
打ち上がった花火の火の粉が、群集の上にぱらぱらと落ちてくは、真っ直ぐ上に上がらずに群集めがけて飛んでくる花火はあるは(とは言っても、日本のものよりうんと小さい花火です)と、皆、子供の様に大はしゃぎです。勿論、私も。
花火の後は、舞台の上でコンサートとファッションショーが始まりました。人気歌手は一人もいなかったけど、大群衆と一緒に見るライブと言うのは、それはそれで面白かったです。
近くの若者に、「この二年、大晦日のイベントは盛大だけど来年もあるのかな」と聞いてみると「次ぎは百年後さ」と言っていました。私としては、娯楽の少ないハノイにおいて、このお祭り騒ぎは結構お気に入りなので、毎年やって欲しいんだけどな。
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