「義務教育って何年?」こう聞かれてちゃんと答えられない日本人ているだろうか。ところが、これと同じ質問をベトナム人にすると、まともな答えが返ってこない。
私はこの項を書くに当たり最低限ベトナムの義務教育年数をきちんと知っておこうと思い、まず身の回りのベトナム人に聞いて回った。そして、予想もしない結果になった。
誰もが良く知らないのである。もちろん知らないと答える人間は一人もいないが、5人に聞いて4つの答えが返ってきた。最初は信じられなかった。「なんで?」である。「なんで、こんな簡単な質問に誰もきちんと答えられないの」
答えを聞いた後、ちょっと突っ込んで「他の人間は○年と言ってたよ」と言うと、とたんに「いや、ホントは良く知らない」となる。
そんな訳で、私はいまだにきちんとした答えを知りません。以下に4つの答えを並べるます。
1.小学校の5年間
2.小学校5年、中学校4年の計9年間
3.小学校5年、中学校4年、高校3年の計12年間
4.一般的には小学校の5年間だが、最近の法改正で一部豊かな都市部では小中学校の9年間
少なくとも中学に上がるには試験があるらしい。いや、以前はあった。この国はよく法律が変わるので現在の事は良く分かりません。
で、確実に義務教育である小学校の5年間ですが、もちろん授業料はかかりません。しかし、備品の補充や維持管理、校舎の修理等々父兄が負担するので、学期毎に10万ドン位いるそうです。ちなみにベトナムは9月〜テト休み(1週間)、テト休み明け〜5月末までの1年2学期です。それと、教科書は自前です。買えない子は兄弟や親戚の子のお古を使います。
学校の種類は公立、私立、半官半民と3種類あるそうです。私立の場合、入学試験があり授業料も高い(月20ドル位)のですが一日授業があります。
公立の場合、授業は午前か午後の半日。しかし、これが曲者で、残りの半日は先生の家で補習授業が行われます。もちろん有料で先生に直接払います。正確な金額は分かりませんが一人当たり月20万ドンだと言う話しもあります。
ほとんどの子が受けます。だから本科の授業も補習を前提に進みます。補習の授業料が払えない子はまったく授業についていけませんし、先生からも邪険にされます。
ただし、これがすべての学校に当てはまるのか一部(とは言っても、勿論、数校とか言う問題ではありません)の学校の問題なのかは良く分かりません。子を持つ親から聞いた話しですから事実である事は間違いありませんが。
また、農村部ではこのような事はなく都市部のみの社会問題のようです。
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