留学生がハノイで暮らす場合、住むところに関しては多くの選択肢があります。外国人留学生向けアパート、下宿、ミニホテル、借家‥。
多くの日本人留学生が一度は入るのが、バックホアの旧西側留学生向けアパート「A2」。選択肢の少なかった頃は、価格も他と比べて安く、場所も学校に近く人気がありましたが、外国人向けの下宿をやるのに特別な許可が要らなくなったてからは、150ドル位からクーラー付きの下宿があり、割高感が出てきたため、当初は「A2」に入っても、多くの者は、すぐに下宿を見つけて出て行きます。
以前、私の知り合いに、ハノイ市の西のはずれ、外国人などほとんど住んでいないカウザイ区に、一月50ドルで、無許可の友人宅に下宿していた学生がいました。当時はまだ許可証が必要だったので「公安を見るたびにドキッとする」と会ったときに話していました。
何箇月に一度か私に合う以外は、ベトナム人以外とは会わず、ベトナム語の中にどっぷり浸かって留学生活を送り、一年後にはハロン湾にも行かないまま日本に帰って行きました。限られた時間でベトナム語になれ、ベトナム人の文化習慣に馴染むには、こういうのが一番良いんだろうと思います。
とは言っても、私自身はこれまで下宿で暮らした事はありません。確かにメリットも多いのですが、大家さんと一緒に暮らすため、夜遅く帰ったときなど、いちいち起こして、家族が寝静まっているなか、中から鍵を開けてもらったりしなければならず、結構気を使う事も多いのでついつい敬遠してしまいました。
こんな人間は結構多く、そういう場合は一人だとミニホテル、仲間がいる場合は、借家を一軒借りて何人かで住んだりします。今では月500ドル位からそこそこの借家があり、数人で借りればこれが一番安くつくし、また自由でもあります。
下宿にしろ借家にしろ、最低限の家具(机、椅子、ベッド、洋服ダンス‥)は備え付けられています。また、備え付けられていない場合でも、長期で住む約束と引き換えに買い揃えてもらったりします。
探し方は、ほとんどの場合、口コミ。先生に頼むか、知り合いに頼むか。不動産屋もありますが、下宿探しなどでは、あまり利用しません。どちらも敷金などはなく、家賃は末締めで、月末ないし翌月初めに支払います(借家の場合、何箇月分かずつ前払いと言う事もあります)。ベトナムドンでもかまいませんが、ほとんどの場合はドル払いです。
と言うのも、ベトナム人はまとまったお金が出来ると、金を買うかドルに変え、たんす預金にするので、ドル払いだとお互い両替の手間がはぶけます。
それにしても、一国二通貨と言うのは、なんとも不思議な、そしてまた便利な制度(勿論、正式ではありませんが)ですね。とは言っても、日本がそうなって欲しいとは思いませんが。
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