5月19日

これまでベトナムのテレビと言うものをほとんど見た事がなかったのだが、5月に店を移してから一日中カウンターの中でテレビを見るようになった。

開店当初はほとんどの衛星放送が見られたのだが、その衛星放送の代理店と喧嘩をしてしまい衛星放送を見る為のカードを返してしまった(その時は代理店を変えたら、またすぐ見られるようになると思っていた)。

ところが、その衛星放送システムがハノイでは大変めずらしいもので、その店でしか扱っておらず、お陰ですべての衛星放送が見られなくなってしまい、ここ最近は毎日ベトナムの放送だけを見るはめになってしまった。

すると、今日は朝から「Ai yeu bac Ho Chi Minh (誰もが愛するホーチミン)‥‥」と言う歌が何度も何度も、子供が歌ったり、コーラスで歌ったりと番組が変わる毎にかかっている。

今年で4度目の5月19日をハノイで迎えるのだが、この日がこんなに特別な日だと今日初めて知った。ホーチミンの誕生日だと言う事で(1989年1月7,8日の日本のように)一日中朝から晩までテレビの番組はホーチンミン、ホーチミンだ。(とは言っても全体の50%位かな)

番組は、ホーチミンを称える歌ばかりのコンサートであったり、独立戦争当時を描いた古い映画であったり、毎年何度も何度も繰り返し流してるであろう(一緒に見ていたベトナム人がテレビを見ながら次はあーだこーだと言っていたので、きっと何度も見てるんだろうなと思いながら私も一緒に見ていた)ホーチミンの古い映像を流したりと、まさにホーチミン一色。

「ホーチミンは子供好き」と言う事で子供と一緒に撮っている映像も沢山あるのだが、その映像と言うのがいかにも共産国らしい映像(現在の北朝鮮でも何かと言うと子供を使った映像をよく流すが)で、こんなのを見ると「ホーチミンも結局はスターリン、毛沢東、金日成、金正日と一緒なんだけどぼろを出す前に死んじゃったのかな」と思ったりしながら見ていた(「そんな映像だけで判断されてはたまらん」と草葉の陰でホーチミンは思ってるかもしれないけど)。

店の従業員でも地方の人間は結構喜んで見ていたが、ハノイの子は興味なさそうだった。ホーチンミンの人気も、さすがに最近は都市部の若者には徐々に薄れてきているのかな。