地価高騰

この2,3年ハノイ、ホーチミンの地価が高騰している。いろいろな要因があるのだろうが、去年から越僑が土地を買えるようになったのがそれに拍車をかけたようだ。

私もそのあおりを受け店の契約がまだ一年以上残っていたにもかかわらず、あまり良い値がついてしまったもので大家がこの家を売ってしまった。

三月に入って間もない頃、夜お客さんと「一年近く過ぎて家賃もやっと売上から払えるようになりました。後、恐いのは契約更改時に大家の方から家賃の値上げや立ち退きを言われることですね。」みたいな話をしていた。そのお客さんが帰って1時間位たった頃大家から「その家を売っちゃったのですぐに出て行ってほしい」と電話があった。

「目が点」と言う日本語がありますが、このときの私はまさにそれでした。すぐに大家に店に来てもらい話をしましたが結論は変わらず。はっきりしたのは4月15日までにどうしても出て行かなければならないと言うことだけです。

その時大家に「いったいこの家いくらで売れたの」と聞いたところ「50億ドン(約4500万円)」との事。大家が1年前に買ったときの値が30億ドン。勤め人の給料が月4000円の国で一方では土地の売り買いでだけ1年で1500万円以上を稼ぎだす。まさに土地バルブです。

しかしこの土地バブル日本の時とまったく同じで、その土地が持つ実質の価値とはまったく無関係に一部の人達による利ざやを稼ぐためだけの転売転売で地価がどんどん上がっている感じで素人目に見てもとても危ない感じがします。

ただ日本の場合と違ってベトナムは経済システムが未発達なので、たとえこのままバブルが加熱していったとしても日本のように銀行、不動産屋、ゼネコン、流通、メーカーまで巻き込んだ不良債権地獄には陥らないでしょう。最後はどこかの金持ちがばばをつかんで終わりと言うことになるのだと思います。