注目のサッカー。タイとの決勝が終りました。1対1の同点の後、延長でベトナムが負けました。試合の前にはベトナムが勝っても負けても、その夜は街中大変な騒ぎになると言われていたのですが実際はお通夜のように静かでした。
なかばベトナム化してきているわたしには彼らの気持ちがよく分かります。’98年のタイガーカップ(ASEANサッカー大会)の決勝でタイとあたり負けたとき街が大騒ぎになったのは、まさかの決勝進出でたとえタイに負けてもよくここまで頑張ったという気持ちだったと思います。
しかし今回は客観的な実力差ははっきりあったとしても、多くのベトナム人はタイに勝つつもりでいたので最後に力の差をみせつけられて負けたときには体の力が全て抜けたようになってしまったんだと思います。
試合直後のスタジオでの放送ではアナウンサーは涙声でしゃべり「Cuoc
doi la nhu the(人生とはこんなもの)」と言ったときにはわたしも泣きそうになりました。10分余り後カメラがスタジアムに戻りメダルの授与式を映し出した時には観客席はからっぽになっていました。
今大会ベトナムのメダル獲得数は金158銀97銅91です。笑っちゃうような数ですよね。金メダルは444個中のこの数です。
前回オリンピック並みの競技数と書きましたがそんなものではないようです。オリンピックにないものをざっと上げるとスパタクロウ、ペタンク、ウシュ(中国拳法)、ペンカクシラット(インドネシア拳法)、シャトルコック、ボディビル、エアロビクス、フィンスイミング、トラディショナルボートレース、ビリヤード、チェス。チェスには驚きました。
いちばんメダルを稼いだのは射撃で20個以上、次にウシュ、空手、ペンカクシラット等が10個以上。空手は数年前から日本人で元世界チャンピオンの指導者が度々訪れ指導をしたかいもあり19種目で12個の金メダルを取りました。
ベトナム人はからだにばねがあり格闘技向きで、いい指導者さえいればまだまだ伸びるそうです。ただ、体が小さいので軽量級に限られますが。各競技の優勝タイムをいくつか書き出してみると100m走男子10:48(マレーシア)、女子マラソン2:52:28(インドネシア)、水泳男子100m平泳ぎ1:03:13(タイ)‥。
サッカーの試合後うちの従業員をなぐさめようと「ほら、見てみベトナム150個も金メダル取ってるよ」と言うと「うん。でもサッカー負けたやん」と。 |